
業務用かき氷機、ブロック氷式とバラ氷式の違いとは
前回の内容でかき氷機には「手動式」と「電動式」があることをお伝えしました。今回は「電動式」のかき氷機について少し詳しく説明したいと思います。
ブロック氷式とバラ氷式のかき氷機
「電動式」のかき氷機には、「ブロック氷式」と「バラ氷式」と呼ばれる2種類があります。
「ブロック氷式」とは、貫目氷と呼ばれる四角い形をした氷を使うかき氷機のこと。
「バラ氷式」とは、ご自宅などの製氷機でも作ることができるキューブアイスを使います。
「キューブアイスでもかき氷ができるのならば、手軽で氷代もあまりかからなくできるのでは?」と、思った方もいるのではないでしょうか?
よくお問い合わせで「バラ氷式でふわふわのかき氷は削れますか?」という質問をいただきます。
答えは「いいえ」です。「バラ氷式」は氷の角を削るため、お祭りや屋台などで売っている昔ながらのシャリシャリっとしたかき氷しか作れません。
一方「ブロック氷式」は氷の面を薄く削ることで、ふわふわの氷を削ることができるのです。ふわふわのかき氷を作りたいのならばブロック氷式のかき氷機を選んでください!
国内メーカーと海外メーカー
「ブロック氷式」のかき氷機であればどれでも良いというわけでもありません。
「ブロック氷式」のかき氷機をネットで調べてみると、たくさんのかき氷機がヒットします。
安いものだと4万円から、高いものだとおよそ20万円と様々…。
検索結果の上部にでてくるかき氷機はどれも安く、レビューも多くて高評価なものばかり。
手頃で高評価であれば、安価な機械を選んでしまいますよね。
ですが多くの商品は中国製、台湾製といった海外メーカーのものです。
以前、海外メーカーのかき氷機を購入されたお客様が来店され、国内メーカーのかき氷機の試し削りをしたところ、
「海外メーカーのかき氷機では、こんなにふわふわのかき氷にならなかった!」
と削りの違いを実感され、とても驚かれていました。そして中古で国内メーカーのかき氷機を購入されました。
海外メーカーがすべてダメというわけではありません。
ただ私たちの経験上、安心しておすすめできない、というのが現状です。
確実にふわふわのかき氷を作りたい方は、国内メーカー(SWAN・初雪)のかき氷機を特におすすめします。