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Black Cat Ramen様(アメリカ)の導入事例

Black Cat Ramen様(アメリカ)の導入事例

TAKASOのお客様の中には、海外でかき氷店を開かれている方も。
今回は、アメリカのテキサス州でラーメンとかき氷をポップアップで提供するBlack Cat Ramenのダニエル様にお話をうかがいました。
日本のかき氷はどのように受け入れられ、お店を運営する上ではどんな難しさがあるのでしょう?

Black Cat Ramen様

現在、アメリカのテキサス州でポップアップで活動中
https://blackcatramen.com/

導入いただいた商品

池永鉄工 スワン SI-150C(E)アメリカ仕様115V
池永鉄工 スワンの海外仕様モデルです。
黒を基調としたスクエアのモダンなデザイン。
ベルト駆動機でありながら、搭載モーターがパワーアップしたことで滑らかに削れます。
ギヤ駆動に比べ音が小さい点も特徴の一つ。

ラーメン × かき氷のポップアップを始めたきっかけ

ーーテキサスでラーメンとかき氷のポップアップストアを始めようと思ったきっかけは?

25年前、私は東京に留学で滞在していて、その時に初めてラーメンを食べました。豚骨をベースにしたもので、とても美味しくて感動したことをよく覚えています。

その経験が忘れられず、アメリカ帰国後にラーメンショップを探しました。しかし、当時はなかなか見当たらなくて。それならば自分で作ろうと考えたのがきっかけです。

最初は趣味の延長で作っていましたが、数年前に思い切って友人のお店でポップアップストアをスタートさせました。アメリカは日本と比較するとラーメンの価格が高いです。でも、工夫を重ねて作るとお客さんは喜んでくれます。


ポップアップショップで提供するラーメン


ポップアップショップで提供するヴィーガン坦々麺

日本にはよく足を運んでいるのですが、ある時ラーメンとかき氷を出しているお店を見つけて、面白いなと思って。あったかいものと冷たいものを組み合わせて出すなんてユニークです。また、サイズが大きい点にも驚きました。アメリカでは、デザートは食事と合わせて食べるもので、こんなにサイズの大きいものはありません。

テキサスで日本のふわふわかき氷は受け入れられるのか?

ーーポップアップストアでは、どんなことをしましたか?

私は個人事業主なので、マーケティング、レシピの研究、食事の準備、サービス、片付けまですべてを自分で行っています。アシスタントを雇うこともありますが、かき氷のポップアップだけであれば特に必要ありません。

しかし、もしラーメンとかき氷のポップアップを行う場合には、スムーズな運営を維持するために手伝いが必要になると思います。

まだ始めたばかりですが、私が住んでいるテキサスはメキシコに近くて暑いです。
さらに、すでにラスポス(raspas)というデザートもあるので、かき氷が合うのでは?と感じています。

ーーどんなメニューを提供しましたか?

最初に提供したのは、ストロベリーや抹茶のかき氷でした。アルコールやリキュールを使ったデザートの方が人気があるため、現在はアルコール入りのチョコレートホイップクリームを使った新しいメニューを開発中です。価格は10ドルで、ヴィーガンは1ドルプラスです。


ストロベリーのかき氷


抹茶のかき氷

ーー弊社のセミナーにもご参加いただきましたが、抹茶の味に違いはありますか?

TAKASOセミナーでの抹茶は、私が提供したものほど甘くはありませんでした。
緑茶だけでは味覚を満足させるのが難しいようだったので、シロップに干しみかんや梅酢などの材料を加えて工夫しています。

ーーお客さんの反応はどうでしたか?

皆さん楽しんでくれましたが、例えばフェアや祭りのような場の方がより適していると思います。アメリカではデザートは「追加のもの」という感覚が強く、特定の状況を除いて単独で食べることはあまり一般的ではありません。
マーケティングのために、日本で提供されているようなもっと大きいサイズのかき氷を試してみようと思いますが、それにはもっと練習が必要だと感じています。

かき氷機の導入に関して

ーーTAKASOをどうして知ったのでしょうか?

ラーメン研究のためにかっぱ橋道具街をよく訪れるのですが、昨年の秋に歩いていて偶然お店を見つけました。
一階のデモ&キッチンで説明を受け、さらにメールでも情報交換を行いました。
セミナーにも2回参加していて、とても丁寧に対応してもらいました。



かき氷スタートアップセミナーに参加するダニエルさん


2024年11月に来日した際は、社長の高橋と浅草のラーメン屋へ

ーーかき氷機の設置や操作で難しかった点などあれば教えてください。

私の場合、一番難しかったのはかき氷機自体の操作というよりも、氷作りです。
私は家庭用浄水システムを使って、自分で氷を作っています。

セミナーで作ったようなふわふわのかき氷を作れるかどうかは、氷の凍結状態、刃の設定、氷の形成がすべて関係していると感じます。
温度管理(テンパリング)の問題なのか、刃の設定が間違っているのか、ブレーキの調整が必要なのか、または機械自体に問題があるのか、はっきりしませんでした。

ポップアップイベントを収益的に成り立たせるには、現状の3〜4倍の販売が必要ですが、氷の生産が課題です。
もし自分のお店を持つ場合は、市販されている大量生産用の製氷機とバンドソーを導入すると思います。

TAKASOに海外支援も期待

ーーTAKASOに対して率直なご意見をお聞かせください。

TAKASOは、かき氷ビジネスに関するアドバイスを共有してくれて、とても助かっています。
今後は、氷の生産についてさらにサポートしていただけると嬉しいです。
アメリカに住む私たちは、氷の購入に制約があります。
私のように小ロットで氷を作ろうとする場合は、氷がネックとなって食材コストを大幅に上げてしまう可能性があります。

池永鉄工 スワン SI-150C(E)アメリカ仕様115V
ダニエルさんがご利用中の機種。池永鉄工 スワンの海外仕様モデルです。
黒を基調としたスクエアのモダンなデザイン。
ベルト駆動機でありながら、搭載モーターがパワーアップしたことで滑らかに削れます。
ギヤ駆動に比べ音が小さい点も特徴の一つ。