前回の記事では、「かき氷機を設置する際のポイント」についてお伝えしました。
今回はかき氷機を使用した後のお手入れと、ご自身でできるメンテナンスについてお伝えします。
目次
営業終了後のお手入れ
1. 水分の拭き取り
使用後のかき氷機は、しっかりと水分を乾いたタオル等で拭き取りましょう。
店舗によっては拭き取った後にアルコール消毒を行い、刃を外しておくところもあるようです。
2. 主軸を下ろす
かき氷を固定する際に使用する主軸を上げたままの場合、機械の上部から主軸が飛び出た状態になります。
地震などでかき氷機が倒れた際に飛び出た状態だと、主軸がずれ故障の原因になります。
自身でできるメンテナンス
1. ブレーキの調整
かき氷機の中にあるブレーキ(ブレーキシュー)は、使用していくと少しずつ削れていきます。
削れた部分と主軸の間に隙間ができてしまうと、氷を固定する際に回す上下ハンドルが軽くなってしまいます。
ハンドルが軽くなった状態は氷を上から押す力が弱くなっているため、氷の削りが変わってしまいます。
ハンドルが軽くなったと感じたらブレーキを調整しましょう。
ブレーキを調節する場所はかき氷機のスイッチ近くにある窪みです。
マイナスドライバーで回せるようになっています。
右に回すと強く、左に回すと弱くなります。4分の1ずつ、少しずつ調整しましょう。
強く回しすぎるとブレーキシューの消耗が早く、すぐに交換しなければならないので確認しながら行いましょう。
2. グリスの塗布
1シーズンに1~2回は主軸にグリスを塗りましょう。
主軸を見たときに乾いていると感じたら塗って下さい。
塗る際は主軸”全体”に塗って下さい。
かき氷機から異音がした際、グリスを塗ることで解決することもあります。
3. プロテクター(SWANのかき氷機のみ)
かき氷機の電源を入れても動かない!
そんな時に確認していただきたいのが『プロテクター』です。
不正な電流を察知したときや、たこ足配線などの安定した電気が入ってこない場合に、機械が自身のモーターを守るために電源を落とす仕組みです。
たこ足配線やコードが踏まれている状態などの原因を取り除いた後、プロテクターを押し込むと電源が入ります。
プロテクターの場所は機種によって異なるので、初めに確認しておきましょう。
最後に
いかがでしたか?
ちょっとしたお手入れや定期的なメンテナンスを行うことで、機械の大まかな不調を防ぎ、長く使うことができます。
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